<< 空間のイメージを塗り替える、グリーンのスタイリング >>

コンクリートの打ちっ放しにラフな棚と革張りのソファ。すでに完成された印象のある、退廃的で強めなイメージに負けないよう、野性味のあるスタイリングを目指し、枝ものをメインに色味を抑えた構成を組んだ。

作られた感じがしない、野生感のある山ゴボウをメインにすることは決めていた。枯れ枝で作った土台に山ゴボウをひっかけながら形成し野ばら、アレカヤシ、モンステラを入れる。
アレカヤシとモンステラがオリエンタルな雰囲気を醸し出すのは避けたかったが、山ゴボウの垂れ方に神経を注ぐことで当初持っていたイメージを損ねることなく、この南国系の葉も自然になじませることができた。

センターテーブルには、赤いエスプレッソマシーンに合わせて赤いケイトウを。
形と大きさの違う花器を3つ並べて、壁と同じく山ゴボウも入れつつ、黒のドラセナコンパクターで足もとを締める。赤く丸いケイトウが可愛く、ハッピーな印象にならないよう気をつけた。